石塚歯科医院
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不定愁訴改善例
矯正の患者様より
歯の定期健診をしていただいた際に、かねてからの疑問を先生に聞いてみました。
「舌はどこにあればいいのですか?左で噛めないのですがどうすればいいですか?」
あまりの歯並びの悪さに、舌に歯があたってデコボコ、傷つき切れたりもしました。本来舌をどこに置けば傷つかないのかを知りたかったのです。デコボコで傷だらけの舌にものすごくストレスを感じていました。
左で噛むようにするために、食事の席を替えて逆を向いて食べるようにしたり、癖をつけるようにとガムを左で噛むように練習したりしましたが、気がつくと右でしか噛んでいませんでした。
歯並びと噛み合わせに問題があるということなので、2008年7月から歯の矯正を始めました。
いい年のおばさんが、いまさら・・・と悩んだのですが、冒険でもありましたが、決断しました。
矯正治療をするには身体の血流が良くないと歯が動かないらしいのです。
ただ、私は血行以前に大きな問題をかかえていました。私の身体は、20年近くメニエール病に悩まされ、目が廻っていることに慣れるしかないと耳鼻科の先生には言われ、原因の分からない偏頭痛にも悩まされました。
その上背中は張り、横にならないとつらくてしかたがありません。整形外科でも問題ないといわれ、整体にいってもコリをほぐすだけで、原因はわからず、ましてや首は微妙なところといわれて、ほとんど触らず問題ないといわれました。仕方なく接骨医院に毎日通って、数時間であれ楽になるようにしていました。
接骨医院に通い1年たったある冬に入り寒くなった朝、首が動かなくなってしまいました。右を向くにも身体ごと、左を向くにも身体ごと動かざるをえず、当然のことながら歩くにも不自由で、自転車なんてとても乗れない状況でした。身体の異常から気持ちが不安定になり、ちょっとした欝に入っていたと思います。何となくどこかがおかしいと、不安になり、ひとりではいられなくなるのです。そうなると、ドキドキして過喚起症候群になり痙攣おも起こしてしまうのです。そのたびに家族や両親に迷惑をかけ、寝ている日々が長いときで1ヶ月続いたこともありました。こんなボロボロの私でも先生は身体を治しながらやっていきましょうといってくれました。まず身体がフラフラしていたので、メニエール病のめまいから治してもらいました。めまいがしている状態で、耳に人差し指をいれてカチカチと大きな音がするほど奥歯をしっかりとゆっくりとかみあわせるのですが、不思議にめまいがすっと治まっていきました。「目がまわりそう」そんな不安がよぎるとどうしようもなく怖くて、いてもたってもいられなかったのですが、目が廻っていないと自信がもてるくらいにフワフワ感がなくなりました。その不思議な光景は家族からもまったく理解してもらえませんでした。
そして自覚症状のある首です。首をほぐしてもらうと、2・3日は楽になりますが、それが過ぎると、もとに戻ってしまうのか、またつらい痛みと付き合わなければいけないなくなり、同時に頭痛もするようになります。そうなると、1週間に2・3度先生のもとへ駆け込み、治してもらいました。これを2ヶ月ほど繰り返しました。なかなか状態が良くならないため、首以前に原因箇所があるのではないか、調べていただいたら、 腰・仙骨・骨盤・足首・足の指とどんどんおかしな部分が出てきました。確かに重心が後ろで、つま先が浮くためどんどん足の指が丸まってしまっていました。腰も左右の高さが極端に違い、骨盤もゆがんでいて それが仙骨、足の付け根、膝、足首とすべて右に偏っていました。これをひとつずつほぐしながらやっと上半身にたどりついたのです。歯は初めの3ヶ月はまったく動かず、やはり年齢的に無理だったのだろうかと、私の選択は失敗?そんな気持ちになり始めた頃、動きだしたのです。少しずつですが血行が良くなってきたようです。動き出すと驚くほどの速さで、毎日鏡を見るのが楽しみなくらいです。
矯正中にもトラブルがありました。歯が中側にかたむいていたため、口の中を広げ真直ぐになるように、歯の外側の矯正装置とは別に歯の中側にも矯正装置をつけました。ある日肉を噛み切ろうとしたところ、装置が舌を縫うようにひっかかり取れなくなってしまいました。どうすることもできず結局一度装置をはずしことなきを得たのですが、舌には穴があき装置も直さなくてはならなくなりで、先生にはたいへんご迷惑をおかけしてしまいました。
やっと背中・肩・首のコリほぐしが始まりました。さすがに手ごわくなかなかほぐれていきません。先生にほぐしてもらっている間は、悲鳴をあげ、油汗をかき、涙がでるほど痛いのですが、これを超えないと進まないので我慢我慢。先生に教えていただいた、つぼへのマッサージは自宅でもテレビを見ながら、そして入浴中にも繰り返し続け、横になった状態で首にビール瓶をあて固まりきっているコリをほぐしたりし、少しずつ和らげていきました。歯科医院に通っているのに、治療内容は整体・マッサージに通っているようでした。あまりにコリすぎていて、ひとつのコリをとるとその影響からか他の場所が苦しいほど痛くなり、この時点でも1週間に2-3度と通って治していただきました。コリをつくっていった過程を逆に戻りながらほぐしているので、身体が非常につらい時期もあったのですが、当初の痛みに比べればたいしたことありません。
以前から突然呼吸が苦しくなるときがありました。顔を洗っているときや頭を洗っているときにおこると、泡だらけのまま口と鼻の泡だけ流したり、シャンプーのままお風呂から飛び出したり、どうしょうもなく息ができないときがありました。肘の骨にひびがはいり接骨医院で固定のため石膏を作っている時には、あまりの痛みで貧血をおこし倒れてしまったことがあります。首からも手首からも脈が取れず、足の付け根からようやく脈を取ることができ、ことなきをえたのです。今にして思えば、これらも背中がこっていたため横隔膜の動きが小さくなり、浅い呼吸しかできなかったことによるもののようです。
次にあらわれたのが、耳のコリです。母から以前耳が小さくなったといわれ気にはしていたのですが、まさか耳までこっているとは想いもよりませんでした。理由もなく耳が切れたりはしていましたが、強くふきすぎたのかな?ぐらいにしか思っていませんでした。でも先生につままれただけでものすごい痛さでした。これをほぐしてもらい、小さく固まっていた耳がゆったりとした感じになりました。
しばらくすると足踏み状態になり改善が見られなくなる時期がありました。背中も首も以前に比べて表面的には柔らかくなったのですが、奥深いコリが次々にあらわれ、それが身体にいたずらをして、脈が速くなったり、めまいをおこすようになりました。ほんの些細な身体の変化で動揺してしまい、不安を感じ、精神的に参ってしまうこともしばしばありました。先生には精神面からも十分なフォローをしていただき、気持ちを安定させてもらいました。気持ちが前向きでなければ、治るものも治りません。もうひと山ふた山越えなければ、自分の身体の声を(ふとしたときに出る痛み)聞くように心がけ、自分でも気をつけてマッサージをするように心がけました。
すると意外な場所からこりがほぐれたりしていくのです。今では、以前のようにいつになったら治るのだろうと悲観的に捉えるのではなく、新たな痛みがでてきても治っていくためのステップというように受け止められるようになりました。気持ちに余裕があるとどっしりとかまえていられます。
コリがとれ血行が良くなるにつれ、歯並びも自分のものとは思えないほど綺麗になっていきました。でも、あと一息のところが動いてくれません。その原因が顔のコリだったのです。そう顔までコリでごつごつだったのです。ここで新兵器の超音波美顔器の登場です。普通にやってもでてこないコリ、このほぐれないかたまりをつまんで機械がほぐしてくれます。歯科医院で美顔器を使うとは思いもしませんでしたが、その効果は絶大で、驚くほどに顔が柔らかくなりました。口周り・頬・こめかみのコリが取れ血行が良くなると、硬かった表情が柔らかくなっていきます。以前から顔の左右があまりに違っているので、造顔マッサージやローションパック・リフティングヨガ・フエイスヨガ・リンパマッサージ等いろいろやってみましたが、全く良くならず歳だからしょうがないか、そう自分なりに納得してあきらめていました。ところが、そうではなかったのです。どんなに高い化粧品でもサプリでも治せないもの、それが血行の悪さなのです。血行が良くなるだけで、開ききっていた毛穴まで閉じ、おかけで肌が綺麗になりました。代謝も良くなったのか、体重も落ち続けています(あまり落ちるとガリになってしまうのですが)。これで身体の中まで綺麗になると、嬉しいのですが。今では顔を触るのが嬉しいくらいに柔らかいのです。表情も自然にでてきて、顔の雰囲気が柔らかく、やさしくなりました。
以前は寒がりで一度身体が冷えてしまうと、お風呂につかるまで体を暖めることができずにいました。昼間でも足湯で暖め、どうにか冷えをおさえていました。布団にはもちろん湯たんぽを持参、首周りが寒いためかいまき毛布で包み込み寝ていました。お風呂も、窓には発泡スチロールをはめ込み、入り口には厚手のカーテンをつるし、入浴するのですが、一度つかると寒くて湯船から出ることができません。通院して1年3ヶ月、少しずつ身体がほぐれてくるにつれ、身体の中に熱を感じるようになってきました。こんなに身体って温かいのだ、温めようと中から熱が発生するのだと実感している毎日です。今では湯たんぽもかいまき毛布も発砲スチロールもカーテンもいりません。お湯の温度も家族で一番ぬるいぐらいで十分なほどです。体も足も自分の力で暖めることができるのです。体温が変わったわけではないのに、身体が温かいです。本当に楽になりました。今までの身体の熱さと違うため、身体が火照っていて熱があるようで、違和感があり慣れるまでかかりそうです。
歯科矯正の先生のおかげで、ずいぶんと身体が楽になってきました。表面のコリを取るところから始まり、少しずつなかのコリに向かってほぐし、やっと芯のコリに届きました。深すぎて、そう簡単にはほぐれませんが、あとひとガンバリです。そうなると不思議です。気持ちもほぐれてきたのです。片意地張っていたり、柔らかい受け入れができずに突っ張ってみたり、変にかたくななところあったり、決めたことから外れることを嫌うところや、気持ちが素直でなかったり、素直になれなかったり、寛容さがなかったり、全てに直線的にしか考えられなかった四角四面の私。それがコリが取れていくと少しずつ柔軟になっていくのです。人間性まで変わってくるのです。自分でも信じられないくらいに変わりました。私のこれまでの不器用な生き方もコリに起因している部分もあったのかしら?そんな風に思ったりもします。これからは、自分としてはほどほどにアバウトに良い加減に力を抜いて過ごせたら、良い歳の重ねかたができるのではないかと思っています。
2009年12月、やっとワイヤーが取れ、顎がすっきりしました。自分の歯ではないようにきれいに並んでいて、鏡を見るのがとても嬉しく感じます。でもまだリテーナーをつけていないといけないので、少し不便です。食事と歯磨き以外常時つけていないといけないのですが、ずっとつけっぱなしだと頭が痛くなるし、はずしている時間が長くなるとはめるのがきつくなります。
矯正がある程度進んだので、今まで違和感のあった歯のつめものをはずしてもらったら、あんなに苦しめられていた頭痛が嘘のようになくなりました。電磁波・金属アレルギーが歯のつめものに影響し体に害を及ぼしているとのことでしたが、とても信じられません。つめものをひとつ摂るたびに少しずつ身体が楽になっていきます。身体中のコリがつめものを取るだけでなくなっていくのです。まるで狭い囲いの中に閉じ込められていたものが、解き放たれたようにパッと世界が明るくなりました。頭痛から開放されたおかげで、眉間の皺もほうれい線もうすくなりました。そのせいもあってか、雰囲気も見た目も明るく若返ったような気分です。
先生には頭や身体の痛い箇所は逐次報告するようにしていました。その都度噛み合わせを治していただくだけですっと痛みがひくことが何度もありました。頭痛やコリの原因が噛み合わせなんて考えもしませんでした。これで力の入り具合が変わって、顎や様々な筋肉にまで影響を及ぼし、頭痛をひきおこしたり、体に痛みを感じさせたりしていたようです。噛み合わせおろそかにしてはいけないものですね。
腰・頭・首・肩と順に少しずつ治っていくと、最終的に指の血行が悪いことがわかりました。指が冷たいことは気になってはいたのですが、まさか頭痛や肩こりの原因になっていたとは思いませんでした。突き指、骨にひびがはいった指、業務用の大型炊飯器にはさんで曲がってしまった指、過去の指の怪我がいろいろなところにコリを作っていたのです。最近では、指が重かったり、痛かったり、詰まっているように感じるようにまでなりました。指にコリがあることを指が信号を出して教えてくれるのです。その指をマッサージし血行が良くなりと、身体のどこかが楽になっていきます。その上指先まで暖かくなり、手のひらの弾力もでてきました。
矯正の記録をまとめていたつもりなのですが、あらためて読み返してみると矯正以外の内容がほとんどのように思えます。歯並びと肩こり・頭痛・メニエール病・肌荒れ・冷え性等多くの悩みが関係していたことが相互に関連していたとは思いもしませんでした。年齢的に不安でいっぱいだった矯正ですが、治療を通じて自分の身体について多くのことがわかってくるにつれ治ってくるにつれて、チャレンジして本当によかったと思いました。今は体調がよくなったことももちろんうれしいのですが、身体がどこか悪い部分があっても何か原因があり、その原因に対し根気強く対応していけば、少しずつでも改善されていくのだという自信が持てるようになったことが何より安心できます。
毎週のように突然体調が悪くなって飛び込んでいく手間のかかる患者でしたが、小さな悩みにも根気良く的確に対応してくださった石塚院長そしてスタッフの皆さんに末尾ながら御礼申し上げます。ありがとうございました。
2010/1/1
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