歯周病検査・2年1か月経過の例【長期経過】
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は歯周病検査について取り上げます。
歯周病検査・2年1か月経過の例【長期経過】
歯周病検査を受けたことがありますか?今回は歯周病検査を受けてから2年1か月後に再度検査を受けた方の結果を公開します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- 30代以上の全ての方
- 歯周病検査を受けたことがない方
今回の記事を読むとわかること
- 歯周病検査の方法
- 長期デンタルケアの効果
検査を受けた方について
検査を受けた方について簡単にご紹介します。
被験者
40代女性。
ホームケア
歯磨き、デンタルフロス等を用いたホームケアを行っていました。
プロフェッショナルケア
約半年に一度来院し、スケーリング(歯石除去)、機械的歯面清掃及びフロッシングを行いました。
歯周病検査の方法
今回は歯周病検査で一般的に行われる以下の項目で評価しました。
- 歯周ポケットの深さ(1本の歯に対して一か所を測定する1点法による測定)
- 歯茎からの出血の有無
- 歯の動揺の有無
歯周病検査の結果
歯周病検査の結果を示します。
2021年12月の測定データ
※ 下顎左側7番は残根(歯の根っこのみ残った状態)。
2023年1月の測定データ
※ 下顎左側7番は残根(歯の根っこのみ残った状態)。
項目別比較
各項目のデータ値を比較してみます。
歯周ポケットの深さ
※ 下顎左側7番は残根(歯の根っこのみ残った状態)。
歯茎の出血の有無
歯の動揺の有無
歯の動揺はなかった。
測定データからわかること
歯周ポケットの深さについて
健康な歯肉の状態であれば3mm以内ですが、4~5mmのだと初期の歯周病、6mm以上で重度の進行した歯周病と判断します。
厚生労働省・e-ヘルスネット
前回も今回も全ての歯周ポケットの深さ3mm以下でした。今回の被験者は健康な歯肉であると言えます。
歯肉の出血
歯周ポケットから出血がおこることもみられます。容易に出血するということは、その歯肉には炎症があるということですので、プラークや歯石の除去を徹底的に行う必要があります。
厚生労働省・e-ヘルスネット
前回は4か所、今回は2か所について出血が確認されました。奥歯の清掃はより気をつけて下さい。
長期経過のホームケアとプロフェッショナルケアの結果
毎日のホームケアと半年に一度のプロフェッショナルケアで、歯周ポケットの深さが維持又は改善していましたね。
歯周病の特別な治療を行わなくても、ホームケアと定期的なプロフェッショナルケアが口腔状態を維持・改善するのに大切なのがこのデータから明らかです。
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これからのアドバイス
この方は歯と歯の間の間隔が狭いので、デンタルフロスが必須です。
一日一回、欠かさずデンタルフロスを使用して下さい。出血が確認された奥歯は要注意です。奥歯の清掃に、タフトブラシを使用して清掃を徹底しましょう。
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検査データを毎日のデンタルケアに活用
歯周病検査をしただけではあまり意味がありません。現在のご自身の歯周病の状態を知り、「どうすればよくなるのか」を理解して実践し続けることが大切です。
半年に一回程度の歯周病ポケットの検査を受けて、ご自身のお口の状態をアップデートしていきましょう。
当院では歯周病治療を行っています。鶴間・大和市・大和市近隣で歯周病の治療をご希望の方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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