タバコがお口と歯に与える4つの悪影響【即禁煙推奨】

コラム191106
石塚歯科医院院長
院長

こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回はタバコがお口にもたらす関係について取り上げます。

タバコがお口と歯に与える4つの悪影響

世界的な禁煙の流れの高まりに伴い、喫煙する方は減少傾向にあります。
一方で長年喫煙を続けていてなかなかタバコを止められないという方も多いのが事実です。
そこで今回はタバコとお口の中の関係について解説します。

タバコがお口と歯に与える4つの悪影響

今回の記事はこんな方にお勧めです

  • 喫煙中の方
  • 禁煙をしようと考えている方
  • 喫煙していてお口の中の影響が気になる方

タバコの弊害

タバコは体に悪いと広く知られています。具体的には下記のような幅広い疾患の原因になると言われています。

たばこは、がんだけでなく、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中などの循環器の病気や、慢性閉塞性(へいそくせい)肺疾患(COPD)などの呼吸器の病気の原因でもあります。

タバコを吸う人の割合

現在習慣的に喫煙している者の割合は 17.7%であり、男女別にみると男性 29.4%、女性7.2%である。この 10 年間でみると、いずれも有意に減少している。年齢階級別にみると、30~40 歳代男性では他の年代よりもその割合が高く、約4割が習慣的に喫煙している。

タバコが健康を害する理由

タバコが健康を害する理由

タバコの煙の中にはニコチン、タール、一酸化炭素など多数の化学物質が含まれています。

ニコチン

ニコチンには強い依存性があり、なかなかタバコを止められない理由になっています。また、血管を収縮させる作用があります。

タール

タールには発ガン性物質が多数含まれています。

一酸化炭素

一酸化炭素は不完全燃焼により生成する物質で血液中のヘモグロビンと結合して、酸素の運搬を阻害します。

体だけでなくお口の中にも悪影響

体だけでなくお口の中にも悪影響

健康への害はとても広く知られていますが、実はお口の中にも悪影響を及ぼすのをご存知ですか?
先の厚生労働省の調査結果にあるように30~40代の男性にはまだ喫煙者が多いようです。

ちょうどこの年代はお口の中や歯の問題が現れてくる要注意の年代でもあります。長年喫煙を続けている方は、おのずとお口のトラブルを抱えてしまうのです。

なかなか禁煙できない悩み

喫煙者の中には、これまで何度か禁煙を試みたものの失敗してしまったという方がいらっしゃるかもしれません。実際に、これまでの習慣を変えるのは難しいことですよね。
しかし、動機づけがはっきりすれば禁煙へのモチベーションが高まるかもしれません。そこで、喫煙がもたらす影響を知って頂きたいと思います。

なかなか禁煙できない悩み

タバコがお口にもたらす4つの影響

タバコの煙がはじめに接触するのがお口の中です。ですからタバコによる影響を様々に受けてしまいます。以下に主なタバコの影響を挙げてみましょう。

以上の4つの影響について一つずつ解説していきましょう。

歯周病が進行する原因となる

歯周病の多くは細菌がもたらす歯肉の炎症です。症状が進行すると歯が抜け落ちてしまう可能性があります。日本人が歯を失う最も大きな要因の一つに挙げられます。

歯周病が進行する原因となる

歯周病と喫煙の関係

一見、歯周病と喫煙はあまり関係なさそうですが、実は喫煙は歯茎の毛細血管を収縮させ、血液の流れを悪くし、歯茎に酸素や栄養が不足して歯周組織を傷つけてしまい歯周病が悪化する原因となってしまいます。喫煙が起因する歯周病は喫煙関連歯周炎に分類されます。

歯周病と喫煙の関係

若い人も危険な歯周病

若い人も危険な歯周病

20代から喫煙を続けていると、若い年齢から歯周病が発病しやすくなってしまいます。

歯周病の治療を始める前に禁煙

初期の歯周病の治療は、超音波スケーラーやエアスケーラーを用いて歯石を除去し、機械的に歯の表面や歯と歯、歯と歯茎の隙間を磨き、歯周病菌数を減少していきます。
しかし、外側からいくらケアしても喫煙を続けていては効果が薄れてしまいます。
まずはタバコをやめることが歯周病の進行を防ぐ第一歩です。

歯周病の治療を始める前に禁煙
超音波スケーラー

あわせて読みたい歯周病の症状と進行を促進する3つの要因【歯を失う前に!】

舌がんなど口腔がんの発生率の上昇

タバコの煙に含まれている化学物質の中には口腔がんの原因になってしまいます。口腔がんには以下のようなものがあります。

  • 舌がん(舌に発症するがん)
  • 歯肉がん(歯茎に発症するがん)
  • 頬粘膜がん(頬の内側の粘膜に発症するがん)
  • 硬口蓋がん(上あごに発症するがん)
  • 口唇がん(くちびるに発症するがん)
  • 口腔底がん(舌の裏面におおわれた下あごの内側の部分に発症するがん)

これらのようなお口の内部で発症するがんの原因の一つになります。

自分で気づきにくい口腔がん

舌がんについて

ご自身でお口の中をよく観察する機会は少ないかもしれません。異常に気付きにくく、発見が遅れてしまうことが多いのです。喫煙、不適合な補綴物、歯の鋭縁等は口腔がんの原因になると言われています。
ご自分の決断でできる禁煙は口腔がんの因子を避けることができる、一番の予防策です。

口臭の原因になる

口臭の原因になる

タバコを吸った後の臭いはとても気になりますよね。タバコの煙に含まれるタール自体の臭いが口臭の原因になります。さらに、歯の表面にタール成分が付着し臭いがなかなか取れません。これが口臭の原因になります。

喫煙習慣で口臭が悪化

最近ではお口の臭いが気になる方がとても増えています。一日に何本かのタバコを吸うとその匂いはなかなか取れず、臭いが蓄積されてしまうのです。

歯や歯茎が着色する

喫煙者かどうかは歯を見るとよくわかります。歯の色が黄ばんでいたり、歯茎の色が黒ずんでしまい健康的な色が損なわれてしまっているのです。一度着色した歯の色は、ブラッシングだけではなかなか取り除くことができません。

歯や歯茎が着色する

院内で行う処置

歯科医院で歯石を除去することで歯石に付着している着色を除去し、歯面を機械的に磨くことによって歯面がつるつるになり、ある程度は歯の黄ばみを緩和することができます。

ご自宅で行うケア

院内で行った後の状態を継続するには、週1回程度特別な研摩材の入っている歯磨剤でのブラッシングを行うことで効果を維持できます。
もちろん喫煙は厳禁です。タバコをやめるのが一番です。

コンクール
歯磨剤コンクール

ツールを活用して禁煙に取り組む

現在では、内科で行うニコチン置換法だけでなく、複数のツールを使って禁煙に取り組みましょう。

ツールを活用して禁煙に取り組む

禁煙アプリ

ツールを活用して禁煙に取り組む

ご自身の禁煙の助けとなる携帯アプリがたくさんあります。最も効果的なのは禁煙日数を数えるアプリではないでしょうか。

タバコを吸いたくなったら歯磨き

ちょっとタバコを吸いたくなった時に歯磨きをするのも一つの方法です。タバコを吸いたい欲求を抑えられますし、お口の中もきれいになり一石二鳥!

タバコを吸いたくなったら歯磨き

ガムやタブレットミント

ガムやタブレットミント

ガムやタブレットミントも手軽に気分を変えられてタバコを吸いたい欲求を抑える働きをしてくれます。

タバコの煙は周りの人にも迷惑

タバコの煙はタバコを吸っている本人はもちろん、タバコを吸わない周りの人にまで害を及ぼします。
健康増進法が2020年4月1日に改正施行されます。これをきっかけにして禁煙を決断してみてはいかがでしょうか。

タバコの煙は周りの人にも迷惑

お口の健康にはまず禁煙

タバコはお口の中に様々な悪影響を与えます。歯とお口の健康を長く保つには禁煙が一番です。現在では禁煙を助けるツールが沢山ありますので、上手に活用して「タバコを吸わない習慣」を続けましょう。

お口の健康にはまず禁煙

当院では歯とお口のために禁煙を推奨しています。鶴間・大和市・大和市近隣でタバコから誘引される歯周病や歯の黄ばみにお悩みの方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。

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