歯周病の症状と進行を促進する3つの要因【歯を失う前に!】
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は歯周病について取り上げます。
歯周病ってなに?
テレビのCMなどで「歯周病」という言葉を頻繁に耳にしますよね。しかし詳しく知らない、という方が実際には多くいらっしゃいます。
そこで今回は、歯周病について詳しくご説明します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- 歯周病の症状について詳しく知りたい方
- 歯磨き時の歯茎からの出血が気になる方
- 歯周病の自宅でのケア方法を知りたい方
- インプラント術をこれから行う方や既にインプラントを埋入している方
今回の記事でわかること
- 歯周病の原因
- ご自身ですぐできる歯周病のセルフチェックポイント4つ
- 歯周病を悪化させてしまう習慣4つ
- 歯周病の治療方法
歯周病の原因
お口の中には常在微生物と呼ばれる拡大しなければ見えない多くの微生物が常に存在しています。お口の中の細菌数は食べ物を食べた後、就寝時、起床時や唾液量によっても違いがあると言われています。
歯周病の発症
たくさんいる微生物の中の歯周病原菌細菌によって歯周組織に引き起こされる炎症性疾患が歯周病です。特に歯と歯茎の境目、つまり磨き残しの多い部分に歯垢(プラーク)がたまり、プラーク量の増加とともに、歯と歯肉の隙間の下の方に歯周病原因細菌が増殖することによって炎症を引き起こしてしまうのです。
症状がすすむと・・・
歯周病は、歯を失う一番の原因とも言われています。というのも、症状が進行すると次第に歯周ポケット(歯と歯肉の隙間)が深くなり、歯を支える骨(歯槽骨)がなくなってしまい、歯がグラグラと揺れ始めます。自然に歯が抜けたり、抜歯せざるを得なくなるのです。
何歳から発症するのか?
子供の場合は歯茎が腫れ歯みがき時に出血する歯肉炎になる場合があります。歯周病原細菌による歯周炎は30歳代以降に発症することが多いです。またごくわずかではありますが10代から30代にかけて発症して急激に進行する歯周病があります(侵襲性歯周炎)。子供の頃からの歯磨きやデンタルケアの習慣が結果的に歯周病の予防にはとても大切であると考えています。
静かに進行する症状
虫歯は進行すると多くの場合「痛み」という自覚症状が発生します。しかし歯周病は痛みが生じません。そのため初期・中期はご自身で罹患していることすら気づきにくいという恐ろしい疾患です。いつの間にか末期症状になっており、歯が抜けてしまったということもあります。
歯周病のチェックポイント
歯周病に罹患しているか、進行しているかを判断するには以下のような項目があります。いくつかあてはまる症状がありますか?
- 歯磨きをすると歯茎から出血する
- 歯茎が腫れている
- 歯茎が赤みを帯びている
- 慢性的な口臭が気になる
歯周病を例えるなら
歯周病はシロアリ被害に似ています。歯を支える骨が家の柱や床、歯周病がシロアリにあたります。「床がキシキシするな」と感じていたけど、そのまま放置していたら突然床が落ちた、というのは典型的なシロアリの被害です。これがそのまま歯周病にあてはまります。
歯磨きをしている時に出血していることは自覚していても、「強く磨きすぎたのだろう」とそのままやり過ごしていると、歯周病が既に深刻な状態まで進んでしまうのです。
また、シロアリ被害が一か所でもあると、他にも被害が及んでいると一般的に言われています。歯周病も同様に、一歯だけ歯周病に罹患することは少なく、口腔内全体が歯周病に侵されます。
症状を促進する要因
最も大きな要因は、磨き残しによるプラーク量の増加です。しかし、それ以外にも症状を進行させてしまう複数の要因があります。
喫煙
ご存知のように喫煙は様々な疾患の原因になる悪習慣で、歯周病もその一つです。
煙草の煙には化学物質が含まれています。この化学物質が口腔内の血行や栄養不良を誘引し、歯茎の健康にも影響を及ぼすのです。更に、歯周病の治療をしても治りにくくなってしまいます。歯周病だけでなく様々な口腔内疾患に影響するので禁煙は今すぐに取り組むべきです。
喫煙者は非喫煙者に比べて2~8倍歯周病に罹患しやすい
と報告されています。
生活の乱れ
不規則な生活や過度のストレスを感じると自然と間食が増えたりしませんか?間食後もきちんと歯磨きをしている人はどのくらいいるでしょうか?
ほとんどの方は間食後、歯磨きをしないまま数時間過ごしてしまいます。その間もプラークは増殖してしまいます。
また、遅い時間の夕食や晩酌の後に歯磨きをしないで寝てしまう、ということも口腔環境悪化に影響します。デンタルフロスを用いた歯間の清掃も面倒に感じ、頻度が下がる傾向にあります。
生活の乱れが直接歯周病と関係しているわけではありませんが、歯のメンテナンスにかける時間やリズムが崩れ、次第に歯周病が進行してしまうのです。
ブラキシズム
睡眠時や目覚めているときでも噛みしめる癖のある方は歯槽骨の骨吸収を促進し歯周病の悪化の原因として考えられます。
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歯周病を悪化させる習慣
これまで述べたように、歯周病を悪化させる要因はいくつかありますので、以下にまとめてみましょう。
- 磨き残しによる口腔内の衛生環境の悪化
- 喫煙
- 生活の乱れによる口腔ケア不足
- 噛み癖によるブラキシズム
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歯周病の治療法
歯周病の治療には、院内で行う治療とご自身が日々行うデンタルケアの両方が欠かせません。
院内で行うケア
当院ではエアスケーラーを用いて歯ブラシでは取りのぞくことが難しい歯垢や歯石を取り除きます。その後、専用ジェルとラバーカップやブラシを用いて機械的に歯の表面や歯と歯の隙間を磨き、細菌が付着しにくくします。
ご自宅でのケア
毎日の食後のブラッシングやフロッシング、洗口液の使用で丁寧なデンタルケアを行っていただきます。歯周病は院内ケアだけでは不十分です。ご自身の積極的なケアがなければ歯周病の改善はできないのです。
定期的なメンテナンス
ご自身で毎日丁寧なケアを行っていても、次第に磨き残しが生じてしまいます。半年に一度のプロフェッショナルクリーニングで口腔内環境を維持していきましょう。
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インプラントとの関係
重度の歯周病環境下ではインプラントが脱落する危険性が非常に高く、手術の有効性が低いためです。インプラント周囲炎も元をただせば歯周病菌が原因となり、インプラントを埋入した周囲の骨を溶かしてしまい、最終的にインプラントそのものも抜け落ちてしまいます。
インプラント術をお考えの方は、今日から真剣にデンタルケアに取り組んでいただき、インプラント埋入後も永続的にケアを続ける必要があります。
当院の取り組み
当院では位相差顕微鏡を用いて歯牙に付着しているプラークをご覧になれます。初めてご自分のプラークを見て、プラーク中の細菌の多さや多様な形態に大変驚かれます。ご自身のお口の状態を知っていただき、毎日のデンタルケアを丁寧に行っていただきたいとの思いから無料で実施していますので、ご希望の方はお気軽にお尋ね下さい。
当院では二人三脚で歯周病の治療に取り組んでいます。鶴間・大和市・大和市近隣で歯周病が気になる方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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