乳歯が抜けない!はえ変わりのトラブルの3つの原因と対処法

コラム190907
石塚歯科医院院長
院長

こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は乳歯のはえ変わりのトラブルについて取り上げます。

乳歯のはえ変わりのトラブル

歯の形、大きさや歯並びは人によってそれぞれ大きく異なります。一つとして同じではなく、個人差がとても大きいです。
そんな中、乳歯から永久歯にスムーズにはえ変わらなかったり、乳歯のままで永久歯がはえてこないことがあるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、乳歯がはえ変わらない症例について詳しく解説していきましょう。

乳歯のはえ変わりのトラブル

今回の記事はこんな方にお勧めです

  • 他の乳歯が永久歯になっても特定の乳歯がはえ変わらない方
  • 大人になっても乳歯が残っている方

乳歯がはえ変わる年齢

人間の歯の乳歯は20本、永久歯は親知らずを除いて28本萌出します。

乳歯と永久歯の歯列
乳歯と永久歯の歯列

たいていは5~6才になると永久歯へのはえ変わりが開始します。はじめに下顎の前歯がはえ変わり、次に奥歯にあたる六歳臼歯が萌出し始め、前歯から奥歯に向かって乳歯が永久歯へ順々にはえ変わります。
一般的には12才位までに全ての乳歯のはえ変わりが終わります。

はえ変わる年齢には個人差がある

歯がはえ変わる年齢は個人差があります。1~2年の前後は個人差の範囲と言えますので、「早すぎる」「遅すぎる」と心配することはないでしょう。

はえ変わる年齢には個人差がある

どんな時に歯医者に行った方がよい?

どんな時に歯医者に行った方がよい?

全般的なはえ変わりの遅れが気になる方や、乳歯が抜けた後に6か月以上永久歯が萌出してこない場合は歯科医にご相談下さい。はえ変わりが順調に行われるかどうか確認しましょう。

診察・診断のながれ

STEP 1 診察

診察で乳歯のぐらつきがないかを確認します。

STEP 2 レントゲン撮影

レントゲン撮影を行い、画像から乳歯・永久歯がどのような状態かを確認します。

STEP 3 診断

レントゲン画像から、永久歯の萌出方向を推測し正常かどうかを診断します。

レントゲンで歯の状態を確認

レントゲンで歯の状態を確認

未萌出の永久歯は目視で確認することはできません。
レントゲンを撮影し、永久歯がはえてくるかどうかを確認します。多少はえ変わりが遅くても、歯槽骨内もしくは歯肉内に永久歯が確認でき、はえている方向に問題がなければ時間経過と共に萌出するだろうと判断し、経過を観察します。

乳歯が抜けない3大トラブル

乳歯から永久歯へのはえ変わりがスムーズに進まない場合もあります。主に以下のような症例です。

このような症例は次の3つの理由が考えられます。

それでは、この埋伏歯、先天性欠如歯と歯牙腫についてひとつずつ解説していきましょう。

埋伏歯

埋伏歯とは歯が歯槽骨や歯肉に埋まったままの状態で萌出してこない歯のことを言います。
親知らずの埋伏歯は広く知られていますが、親知らず以外の歯でも埋伏歯になることがあります。

埋伏歯の問題

埋伏歯はそのまま放置していても永久歯が萌出してこないため、外科的処置によって歯が萌出してくるように対処しなければなりません。
並行して矯正治療(画像1)を行なわなければならない場合があります。

埋伏歯
画像1:埋伏歯

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埋伏歯の治療のながれ

STEP 1 レントゲン撮影

レントゲン撮影を行い、歯槽骨もしくは歯肉内に永久歯があることを確認します。

STEP 2 歯肉切開

歯茎が厚すぎて永久歯が萌出できない可能性があるので、歯肉を切開し永久歯を萌出しやすくします。

歯肉切開前
歯肉切開前
歯肉切開後
歯肉切開後
STEP 3 歯槽骨削合

歯槽骨を削合し、永久歯を萌出しやすくします。

STEP 4 経過観察

歯牙の萌出方向を確認しながら経過を観察します。

埋伏歯が萌出した後のトラブル

埋伏歯が歯列に沿って正しく萌出すれば問題ありませんが、犬歯が埋伏している場合は歯列矯正にて治療を行う必要が生じます。

先天性欠如歯

先天性欠如歯とは、先天的に歯が足りない状態のことをいいます。
乳歯はあるのに後継永久歯が萌出してこない場合は、永久歯のもととなる歯胚が作られないため、永久歯が作られません。そのため、永久歯が足りない状態になってしまいます。
主に上下顎側切歯、上下顎第二小臼歯が先天性欠如歯になることが多いようです。(画像2)

先天性欠如歯
画像2:先天性欠如歯(乳歯の下に歯胚がない)

先天性欠如歯の問題

永久歯がないため、基本的に乳歯が抜け落ちません。
永久歯と乳歯では歯の大きさが異なるため、欠損歯の位置によっては審美性が損なわれることがあります。
また、乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすく、数十年もつものではありませんので、いずれは抜け落ちてしまう可能性があります。

先天性欠如歯の治療

レントゲン撮影を行い、歯槽骨内あるいは歯肉内に永久歯がないことを確認します。
先天性欠如歯の場合は乳歯を長く使っていくように日々のデンタルケアをきちんと行うことが大切です。毎日のご自身でのケアと定期的なプロフェッショナルクリーニングでメンテナンスしていきましょう。
欠損歯の場所によっては乳歯を抜歯し空隙を埋めるような歯列矯正を行い、歯列を正していきます。

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歯牙腫

稀に歯牙腫が萠出の障害になる場合があります。レントゲン撮影を行って初めて気付きます。このような場合は歯科口腔外科で除去手術を行います。(画像3)

歯牙腫
画像3:歯牙腫

はえ変わりの時期がきたら一度ご相談を

埋伏歯や先天性欠如歯は目で確認しただけでは分かりませんので、歯科医院で早めにご相談されることをお勧めします。また、お子様の成長は刻々と変化していきますので、短期的な治療だけで終わるとは限りません。経過を観察し、必要に応じて対処していきましょう。

はえ変わりの時期がきたら一度ご相談を

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当院ではレントゲン撮影や必要に応じて経過観察を行い、負担が少ないよう乳歯のはえ変わりトラブルに対応しています。鶴間・大和市・大和市近隣で乳歯がはえ変わらないトラブルがある方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。

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